吃音・富山言友会とは?

吃音とは?

吃音 (きつおん) とは、話す際に言葉がスムーズに出ない症状のことです。


吃音には3つの種類があり、それぞれ「連発」、「伸発」、「難発」と呼ばれます。


連発は、「お、お、お、おはよう」などのように言葉を繰り返してしまうものです。


伸発は、「おーーーはよう」などのように言葉を引き伸ばしてしまうものです。


難発は、「・・・おはよう」などのように言葉が出るまでに時間がかかってしまうものです。


現在、吃音発症の詳しい原因はまだ分かっておらず、明確な治療法も確立していません。


吃音は学校でのいじめの対象になったり、就職活動や結婚において大きな障害となっています。


そのため、当事者だけでなく社会全体の吃音に関する理解が必要となってきています。


富山言友会とは?

富山言友会とは、富山に住んでいる吃音のことで悩む人たちで構成されるセルフヘルプグループのことです。


2017年に発足したばかりで、現在、会員は10名ほどです。吃音当事者である社会人や学生だけでなく、当事者の保護者や言語聴覚士の方など、様々な職業・年齢の人たちが参加しています。


富山言友会では毎月1回ほど富山市内で例会を開催しています。


例会では吃音当事者やその保護者の方が悩みを共有し合ったり、言語聴覚士の方による「改善の会」で吃音に関する知識や訓練法などを学んでいます。